祭るべき所作,律法経の名にふさわしいもの,とは。
オープンソースの音声・動画圧縮技術「セオラ」のα版がリリースされた。ライセンス料や特許使用料が不要のオープンソース技術として提供される。正式版は来年6月にリリース予定。
今年6月に発表されていた(過去記事)ビデオコーデックのVP3とオーディオコーデックのオッグ・ボルビスの融合が,姿を現した。セオラという名の動画圧縮コーデックは,聖典として扱われるにふさわしい。ウインドウズ・メディア9(コロナ)を踏みにじれ,クイックタイムのMPEG4を蹴落とせ。崇高なるものにだけ,誠意を捧げよ。
結局のところ,ネットワークの社会で一部のOSを提供している会社に優先権のあるコーデックが,絶対の価値を得るのは不可能だ。マイクロソフトとアップルがウインドウズ中心,マック中心にしか物事を考えられないうちはコロナもMPEG4も絶対最終コーデックとはならない。オール・プラットフォームに展開できるのならその可能性はわずかに残るが,まぁ不可能だろう。そして,いまその絶対最終圧縮律にいちばん近いのはセオラだ。セオラこそ,律法経,ダルマ・スートラたる。セオラの下にこそ,真の生活は,ある。
|